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平成19年5月19日
毎年春先には、「黄砂」に悩まされてきました。
「おぼろ月夜」という童謡に 「♪♪ 見渡〜す山の〜端 かす〜み深し」と歌われていますが、あれはきっと黄砂だと私はにらんでいました。(別ににらまなくても・・・)
それがどうでしょう。黄砂は春だけではなくたびたび飛んでくるようになったし、10数年ぶりに「光化学スモッグ」が発生した原因は中国大陸から汚染された大気が偏西風に乗ってやってきたためだというのですから、のんきに歌など唱っている場合ではありませんぞ!
10年ほど前に、北京やその奥にある大同(黄土高原の中にある石炭の街です)に行ったときは、日本の昭和30年代のにおいを感じたものですが、あれから昭和40年代の高度成長期を迎えたとしたら、いまや公害問題真っ盛りなのもうなずける話です。しかも日本の10倍以上の人口がいるのですから影響力も相当なものです。
公害は国内問題ではありません。国境沿いに海深くフェンスを沈めたり、空高く壁を築いたとしてもそんなものは何の足しにもなりません。有害物質は海中や空気中だけでなく鳥や魚の体内に入り込んで、自由に世界中を移動します。
先日、私の友人が「フランスの会社がうちを買いにきた」と話してくれました。彼の会社は地方の典型的なオーナー企業です。小さいけれど業績が良くて堅実な経営ぶりは仲間内でも評判でしたが、そんなグローバルな話がくるとは想像もしていなかったので「へえー!」と感心するばかりでした。
社員が大反対したこともあり、おことわりしたそうですが、世界が狭く感じた話でした。
そういえば、近所の漬物屋さんが、欧米へ漬け物を輸出するんだと張り切っていた話を思い出しました。「外国人が漬け物なんか食べないでしょう?」という私に、彼は「日本人がいっぱい行っているから市場はあるんだ」と張り切っていました。
いままで、国際的なテーマは、政府や大企業の話だと思っていましたが、
こうした出来事が身近なところに起きるようになって、国内だけでなく大きく世界に目を向ける必要があると改めて感じた次第です。
みなさんも、日本だけでなく世界のひとびとの暮らしが良くなるように、大風呂敷を広げてみませんか?
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