コラム『三条の独り言』
Vol.24
「京都・祇園に咲き誇る花たち」
 京都・祇園に咲き誇る花たち

 
007年ももう少しで終わりますが、今年は京都で2回も舞妓さんや芸妓さんと遊ぶことができたおもしろい年でした。

 月には業界の交流会で、祇園のお茶屋さんにあがりました。「一見さんおことわり」が当たり前の祇園の中ではめずらしく一見さん歓迎の店ですが、そうは言っても、いきなり入るのには勇気がいります。
 妓さんからお酌をしてもらいながら、食事を堪能しました。舞妓さんは私の差し出すお猪口を受けながら、芸妓になって乱れたらみっともないので、二十歳の卒業までに自分の酒量を知らないといけないと話してくれました。日本の法律では二十歳が酒の解禁だよという私に、「それ、なんどすの?」だって。
 事の後は87才のお姐さん(それでも上から2番目だとか)の三味線と唄でしばらくは踊りの世界。にこやかだった顔が踊りの間は引き締まり、恐いくらい。毎日のお稽古も厳しいそうな。
 腹がこなれたところで、お遊びの開始。「金比羅舟舟」の唄に合わせてお猪口取り。勝ったら乗っかかり、負けたら乗られ。どちらにしても楽しい。ちょっと前のお大尽たちは良かったなあ。京都の同業者も、「いつもはお酌だけで帰ってしまうことが多いけど、今日は特別やなア」と、楽しそう。

 月は業界の全国組織で2年間一緒だった人たちとの同窓会。京都の同業者は、かなりの顔役のようで、円山公園の中にお座敷がとってありました。3月の席は隣の人と肩が触れ合うくらいだったのが、自由に移動できる広さに加え、庭に出れば京都の夜景も一望できるすばらしさ。芸妓さんたちも3月とはまた一段とレベルの違う顔ぶれでした。上には上があるもんやなあと思いました。料理もお酒もおいしく、夜の更けるのも忘れそう。
 ここでも、食事の後は踊りが披露されました。三味線と唄は60歳前後のお姐さん。踊りのときの真剣な顔つきは、3月と同じです。
 日は、貴船の川床料理です。営業許可の関係でこの川床料理は、9月末で閉められるそうです。飛沫をあげて流れ落ちる川の上に渡された板張りの上に座敷が設けられ、そこで食事を楽しむのです。木漏れ日の中でせせらぎの音を聞きながら飲む酒はまた格別です。
 またま日曜日だったこともあり、京都の奥座敷とは言いながら、くるまとひとで大渋滞。道を歩く観光客から見下ろされ少し恥ずかしい気もしましたが、予約でいっぱいなので、いきなり申し込んでも入れないと聞いて、恥ずかしさもどこへやら。

 に来るときは旅館やホテルでの食事が多かったので、今回の経験は大変貴重なものでした。尤もそれなりの費用がかかるので、いつもいつもという訳にはいきませんが、お金を貯めてまた上がってみたいと思いました。

 


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