コラム『三条の独り言』
Vol.26
「出雲大社御本殿特別拝観始末記
 出雲大社御本殿特別拝観始末記

 
雲大社は、毎年10月になると八百万の神が全国から集まって会議をすることで有名な神社です。そのため出雲地方では10月を神無月(かんなづき)ではなく、神有月(かみありづき)と呼んでいます。

 の出雲大社の御本殿には「大国主大神」が祀られているのですが、今年の4月に60年に1度のご修造のため、仮遷座されました。御本殿特別拝観は、めったにない機会だから、修造工事にかかるまでの間に下々にも拝観させてやろうという企画なのです。

 は島根県安来市の出身なので、子供のころから出雲大社へは数え切れないほど参っていますが、御本殿は扉のすきまから中を覗うか、塀の外から仰ぎ見るものでしたので、ぜひ拝観したいと思い、8月14日に行くことにしました。

 朝からただひたすらに並ぶものだと思っていたら、事前に整理券をもらうか、往復はがきで申し込むようにと、出雲大社のHPに掲載されていました。さすが大国主大神!やることが大きいねえ。

 めの時間が混まなくて良いというので16時に予約し、それでも渋滞するといけないのでとずいぶん早めに出発したおかげで、15時には到着しました。御本殿前にはいくつものテントが張られ、30分おきに拝観する集団が注意を受けています。「シャツの裾は、中に入れてください。」「襟なし、袖なしの服はだめです。」「ミュールやサンダルは、履き替えてください。」etc

 っと順番が来ました。下界を隔てる門をくぐって、係員から手渡されたビニール袋に靴を入れ、階段を上って登殿です。

 さ24メートルの「大社造」のお社は、1744年に御造営されて以来、260年以上経過した木造建築物で、「心御柱」とそれを取り囲む8本の円柱が大きなお社を支えています。殿内は広い一室で心御柱から右の柱まで幕がかけられており中の様子をうかがうことはできませんが、ここに大国主大神が居られることが想像できます。天井を見て驚きました。赤・青・白・紫・黒・・・・それぞれが260年前と変わらぬ鮮やかさで、くっきりと雲を描いています。八雲なのに7つしかない雲、1つだけ向きが違う雲など、なぜだか解らないことばかりだそうです。

 い時間をかけてやっと拝観できたものの、急き立てられてゆっくり過ごすことができず残念でした。しかし、8月1日〜17日の拝観者数が15万人、4月、5月と合わせると28万人と聞けば、仕方ないかな。

 特別拝観之証で少しは見たような気分になれましたか?

特別拝観之証 ▼

 

特別拝観のしおり ▼

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